・「転職したいけれど、何がしたいかわからない」
・「なかなか次にやりたい仕事が決まらない」
といった悩みを抱えている方が案外多いようです。
他の転職活動をしている方が、
・「好きなことをしたい」
・「理想の未来のためにスキルアップしたい」
と発言しているのを見ると焦りとともに何も情熱がない自分に嫌気がさしたという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、なんとなく転職をしたいと考えている方向けに、何がしたいかわからなくても転職先を見つけることのできる方法について紹介していきます。

そもそも好きなことを仕事にする必要はない

近年世間では、
「好きなことをしよう」という声が増えてきています。
しかし、周りの声に流されてしまい、自分も「好きなことを仕事にする」必要はありません。
「生活のための仕事」「プライベートが充実していればよい」という考えもあります。
そのため、そもそもやりたいことを仕事にするという発想自体が転職に必須なわけではないのです。
自分の考えを整理しましょう。
何がしたいかわからない方の転職先の探し方

何がしたいかわからないけれど、今の会社を退職し転職したいと考えているということは、業種や職種を決めて転職活動を行わなければいけません。
ここからは、何がしたいかわからなくても転職先を決めることができる方法について解説します。
今の会社の嫌な部分(不満)を書き出す
「これがしたい!」という展望がなくても転職をしたいと考えているのであれば、少なからず今の環境に満足をしていないので環境を変えたいと考えているのだと推測します。
その場合、まずは自分がどんな環境を不満に感じるのかを認識する必要があります。
例えば、「収入が少ない・土日休みでない」というようなことでもいいですし、勤務内容以外の不満点でもOKです。思いつくまま、今の環境の不満を列挙していきましょう。
転職したくないと思う企業の特徴を書き出す
今の企業に対して不満だと感じることを挙げたら、次は転職したくないと思う企業の特徴を書き出していきましょう。
今の会社には当てはまらないけれど、自分が何に対して不満だと感じるのかをまず書き出し、そのことを理解することが大切です。
例えば、
・「残業はしたくない」
・「通勤時間が30分以上は嫌だ」などです。
とにかくまずは思いつくままに書き出していくことが大切です。
譲れない条件の優先順位をつける
今の企業とこれから転職する企業で絶対に嫌だと思った条件を書き出したら、その2つを合算して優先順位をつけていきましょう。
自分の中で絶対に譲れないと思うポイントから並べ直していきます。
その作業をしながら、ここまでなら譲れるという妥協点を探っていきます。
例えば、
・「日曜休みは譲れないけど、土曜休みではなくていい」
・「残業は1日2時間程度で残業手当がつくならOK」
・「通勤が30分以上でも車通勤がOKがならよし」などです。
このように自分なりに転職で譲れない基準を作っていきましょう。
自分が得意なことを書き出す
自分が譲れない条件一覧が完成したら、次は自分が得意なことを書き出していきます。
この時、それが好きかどうかは一旦無視して、どんな小さなことでもいいので「自分ができる」と思うことを書き出します。
例えば、
・「人より少しだけ絵は上手だ」
・「キーボードを見ずにタイピングができる」
・「友達に話すのが上手と言われたことがある」などです。
あまり自分で得意なことがわからない場合は、家族や友達に聞いてみるといいでしょう。
案外自分は当たり前だと思っていることだとしても、人からみたら羨ましい特技だったりします。
このような感じで、自分が得意なことを探していきましょう。
得意なことを楽な順に並び替える
得意なことを書き出したら、その内容を自分が楽だと感じる順に並び替えていきます。
つまり、得意で自分がストレスを感じないことを優先的に上位にしランキングを作るのです。
そうすることで、自分が負担に感じることなく、人よりもできる得意分野が浮かび上がってきます。
業種を絞らず転職サイトを見てみる
譲れない条件と得意なことのリストができたら、業種や職種を絞ることなく、転職サイトを見てみましょう。
その時、自分が作成したリストを見比べてみて、自分がストレスなくできる仕事を探してみましょう。
例えば、「人と話すことが上手」と得意なことリストにある方は営業職に向いている可能性は高いです。
しかし、譲れない条件に「残業0」と書いている場合、営業の仕事に就いたらストレスを感じてしまうでしょう。
ただ、残業のない営業事務などがあれば、ストレスが少なく誰かの力になれるかもしれません。
このように2つのリストを活用しながら、自分ができる仕事を探して行きましょう。
好きなことよりも得意なことで誰かの役に立つ

転職活動の中で、「何がしたいかわからない」と考えている方は、「好きなことを仕事にしなければいけない」と少なからず思っている部分があると思います。
しかし、無理に好きなことを探してそれを仕事にする必要はありません。
それ以上に考えるべきことは、
「自分が得意なこと、ストレスのない仕事をする」ことです。
あなたが得意なことやストレスを感じずに行えることを、逆に苦手としている人は必ずいます。
そのような人からすれば、あなたの存在がありがたいと感じることでしょう。
このような仕事の選び方をしていると、誰かから感謝されることが増えていきます。この経験を繰り返していくうちに、「自分に向いている仕事」「自分に意味がある仕事」を実感することができるのです。
そのため、何がしたいかわからない方はまず自分の持っている能力で誰かのために何ができるかを考えてみることおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
転職の際に、「何がしたいかわからない」と感じることっは決して悪いことではアリません。
仕事は人生のあなたの一面に過ぎないので、あまり深く考えずに、ストレスを感じずにできることを仕事にしていくといいでしょう。
その仕事をあなたがすることで、感謝してくれる人が必ずいます。
まずは自分自身と向き合い、自分ができそうな仕事を探して、転職活動に挑んでみてはいかがでしょうか?
あなたの転職を応援しているぞ!